鈴 『名犬への道』 計画

  • 2013.01.14 Monday
  • 19:48
JUGEMテーマ:いぬのきもち


もうすぐ生後6ヶ月を迎える 
黒ラブ・鈴 
 
自ら課していた禁令を破り 
後先深く考えず 
これは運命だッ!と 
自分を強引に納得させて 
ペットショップから鈴を 
連れ帰る車中で 
さっそく思い描いた 
将来のビジョン 

これからの
夢の様な
黒ラブとのハッピーライフを想像し 
計画をたて 
幸福感に浸りました 

このコをきっと 
私の最高なパートナー犬にする! 
きちんと社会性を身に付けるために 
ちゃんとした訓練を 
受けさせるッ!! 



…と、 
いかにも愛犬家の鑑の様な事を 
言っているようではあるけど 
ようは訓練所の本職さんに 
躾をしてもらおう、と 
他力本願的な計画なのです… エへへッ 


そして
生後半年を迎え 
その計画を始動する時期が 
やってきました 



「あたい
警察犬学校に入学するんだって」
「あらそう、頑張ってらっしゃい」
「あい」



まず 
避妊手術の予約を取る為に
病院へ電話をかけました

何度経験しても
避妊手術を受けさせるのは怖い…
何かあっても
飼い主である私の判断(責任)だと
ドキドキする

「近々避妊手術を…」
との私の言葉に
「明日あいてますよ」
と受付のお姉さんの明るい返事…
いきなり明日ぁー?!

ちょうど私の仕事もお休み
完璧とはいえなかった私の心の準備でしたが
背中からドーンと後押しされた心地でした

 



 
それから
訓練所に
見学に行ってきました 

自宅から車で約30分のところにある
村上愛犬警察犬訓練所

見渡す限り
畑と林と山…


とてものどかな場所で
犬達がワンワンうるさく吠えても
きっと心配無用

一応柵はしていても
そこら一帯ドッグラン状態





まず初めの4ヶ月間は
訓練士のみの基本訓練で
そののちの2ヶ月間は
飼い主参加で犬の扱い方を
指導してくれるそうです

後半2ヶ月は
なるべく足繁く通い
自宅に帰ってからも
日々訓練を続けられるように
正しい扱い方をマスターしなくちゃいけません
 
私にできるでしょうか…


避妊手術後
身体が回復し
狂犬病予防接種を済ませてから
いつでも入所可能

預けで半年間の予定
という事で
話をしてきました

こうして
鈴の『名犬への道』計画は
好スタートを切りました




「あたいがいなくなったら
お兄ちゃん、寂しくなる?」
「いや、特に」
「(ガーーン!)」




鈴、警察犬学校へ行く

  • 2013.02.10 Sunday
  • 19:30
JUGEMテーマ:いぬのきもち

2月2日に決めていた
鈴の
訓練所への入校 

しかし
訓練所の責任者が
福岡で行われていた競技会への出場で
不在だった為
2月11日に延期しました 
 http://murakamidog.daa.jp/archives/790 


責任者がいなくても
「いつでも受け入れは出来ますよ」
と、仰ってくれたのですが
前回見学に行った時も
滋賀で行われていた訓練会に
出席されているとかで
会えずじまいだったので
大切な鈴を預けるにあたり
責任者に直接会って
しっかりお願いしなくてはッ!!
と思い
延期する事にしました 






「あたい
とうとう明日行くの」
「ふーん」








「お兄ちゃん
あたいの事
忘れないでね」
「お母さんのヒステリーがなくなって
平和な日々が
戻って来るなぁ」







「どんなとこかなぁ・・・
先生、いっぱい
引っ張りっこしてくれるかしら」
「・・・ボクの定位置
鈴にとられました」
「てか、おまえ重いよ?」







「秋ネェさん
行ってきます」
「あら、
やっぱりホントに行くの?」








「だけど
秋ネェさん
なんだか小さくなったね」
「バカね
あんたが大きくなったのよッ!
図体ばっかね・・・」





「先生の言うこと良く聞いて
しっかりやるのよ!」
「あい」









ほんの4ヶ月間の我が家での生活
訓練で離れる期間は
それより長い6ヶ月間


やっと生後半年の鈴

私、秋海との絆は
どの程度の強さでしょうか…







鈴、警察犬学校へ行く 2

  • 2013.02.17 Sunday
  • 17:30
JUGEMテーマ:いぬのきもち


空は青く晴れ
気温も2月にしては暖かい日
ついに鈴は
名犬への道の第一歩を
踏み出すことになりました 

6ヶ月の長い期間
手放す事になるのは
とても寂しいですが
もう決めた事

私も
鈴と共に
名ハンドラー目指して
頑張ります

次にこの家に戻って来る時
鈴はどんなレディになっているか…

期待をいっぱい込めて
送り出そうと思います





鈴 
さあ、出発しよう! 







車の移動が
ちょっぴり苦手な鈴







おとなしく乗ってられるかな?

でも
もうすでに
不安そうな表情です



案の定
道中吐きまくり
車内はフード臭に包まれました…

車酔い…
どうすれば
軽減できるのでしょうか








30分の道のりを持ちこたえ
訓練所に到着

ちょうどアジリティの練習をされていたので
見学をさせてもらいました




この日来ていたのは
ボーダーコリーと
コーギーと
3頭のトイプードル






飼い主さんは
還暦を迎えた頃あいの男性や
新婚さんらしき若いご夫婦
私と同世代の主婦などさまざま





同伴されている御主人が
高級そうな望遠カメラを構え
愛犬を撮影されていて
ああ、犬好きの同類さんだぁ、と
嬉しくなりました

長い時間見学していると
飼い主さん達が話しかけて下さり
「アジリティは夢のまた夢です」と
羨望の気持ちを伝えると
「そんなことないですよ
私も最初はそうでしたから」など
たちまち愛犬談議に花が咲き
私と鈴にも
やればできるような気がしてきて
わくわくしました









鈴を紹介したところ
訓練士さんに
「このコなら大丈夫
一週間もしたら
慣れるでしょうから
いつでも面会にいらしてください」
と仰って頂き
一安心です







書類にサインを済ませ
鈴が付けていた
赤いリードとハーネスを外し
訓練所のリードに付け替えた時
マリー・アントワネットが
ルイ16世のもとへ嫁ぐ際
オーストラリアとフランスの国境で
着ていた全ての衣装を脱ぎ
フランスの衣装に着替え
引き渡されたという
逸話を思い出し
ひとり
可笑しく笑いました…




訓練士見習いらしき
若いお兄さんが二人いらして
そのお兄さんに
おやつを3カケラもらった鈴は
たちまち心奪われた様子で
シッポをブンブン振って
挨拶をしました

おそらく
日常的な世話は
このお兄さん達がしてくれるのだろうと思い
しっかりお願いをしました







いつまでも話を続けたい
衝動を抑え
「では
お願いします」
と、言った私の言葉を合図に
鈴は連れられて行きました





振り返る事なく…









初めての面会

  • 2013.02.27 Wednesday
  • 18:33
JUGEMテーマ:いぬのきもち



鈴を訓練所に預けて
13日目 
初めての面会に行ってきました  

面会希望の連絡を入れ
訓練の様子も
見学したい事を伝えると 
飼い主が来た事を察すると
まるっきり集中できなくなるので
訓練所に着いたら
小さい声で
スタッフに知らせて下さい 
との説明を受け
訓練所に着いてからは
浮き立つ気持ちを抑え
足音もたてないように歩きました



訓練と言っても
まだまだ
一緒に遊んでいる様なものです
と、にこやかに仰った訓練士の言葉に

そうでしょう、そうでしょう
わかってますよ
まだたったの2週間足らずだもの
訓練の成果より
鈴の様子が重要なのよ
と、心の中でうなずきました



グランドの横に建つ
小さな建物の中に通され
窓も開けないよう念を押され
待つ事3分…

さあ!
犬舎から鈴が出てきました!







鈴ーッ!
元気そうだねー(感涙)

リードを緩めたまま
ちゃんと訓練士の左側に付き
並み足で歩いています







スワレのコマンドにも
上手に従えます







鈴は
訓練士の右手に握られた
ご褒美のおやつのため
しっぽブンブンで
頑張っていました




鈴の動画

スマホでの撮影で手ブレも酷く
歩行練習のみの
約3分間の動画ですが
よろしければ
覗いてみてください





そして
13日ぶりの対面


熱烈歓迎?

びょんびょん跳び付いて
喜んでくれました




鈴ーーーッ
頑張ってるじゃーん!
予想以上に上手に歩けてたよ
お母さん嬉しいぞー!!(嬉涙)







スワレの練習に
かなりてこずりましたと言われ
そう言えば
こんなにきちんと座れてるのは
珍しい事に
気が付きました



先代の黒ラブ・ランもそうでしたが
この珍しくも無い
“犬が座っている” 姿勢

これが
出来なかったのです

後ろ足を投げだし
腰を斜めに傾けて座る
“お姉さん座り”
しか
出来なかったのです


鈴は
私と訓練士が話をしている長い時間
いつか貰えるかもしれないおやつを期待し
ずっとおりこうに
スワレをしていました


そして
このあたりから…
あるひとつの
恐れていた懸念が
現実になってしまっている事に
気が付き始めました…





鈴が
私を見ていない…



……
やられました…
ご褒美作戦に負けたのか

あるいは
優しい訓練士に負けたのか
鈴の視線の先は
絶えず訓練士の方です


鈴ーーーーッ
お母さんは哀しいぞーーーーーーーーッ……(悲涙)










鈴に会いに

  • 2013.04.26 Friday
  • 13:46
JUGEMテーマ:いぬのきもち



日にちは遡り
4月初旬の事です

ドライブには
ちょっと気分が下がる
黄砂で空がかすむ日 

みんなを連れて
鈴に会いに行きました





「やったぁー!
おでかけ♪
おでかけぇ〜♪」







「ねぇ レオ兄ィ
どこへ行くんですかね?」
「知らん♪」
「・・・」



窓から顔を出して
風を切るのが大好きなレオ

目的地はどこであろうと
とりあえず
ごきげん!


一方
このお方…




「キライなのよ
この音
来るんじゃなかったわッ」



“この世に恐いものなし”の秋

しかし
実は車が苦手(らしい)

外の景色なんて
眺める余裕は無いし
ダンナの膝から離れません

カワイイとこもあるのね(笑)







さて
その日も鈴の訓練を
見学させて頂きました



鈴は
『マテ』を
マスターしていました



遊びを兼ねて
アジリティの練習も
やっているそうで
ハードルや
トンネル潜りを
楽しそうにやるそうです

えぇッ?
ホント〜?

もし本当なら
これはもう覚悟を決めて
本気でアジリティを
始めるしか
ないかもしれません

ハンドラーはもちろん
いまだに草野球チームに所属している
スポーツ馬鹿なダンナです
(てか、運痴な秋海にはムリ)



鈴との楽しい共同戦線

もしかしたら
草野球より
ハマるかもしれないよ!








訓練後
チビ助達と鈴の再会


「こんにちは
うちの鈴が
お世話になってるわね」



ふだん
見知らぬ人には
噛みつく勢いで吠えまくる秋も
(…あ、いえ、正しくは勢いだけじゃなく本当に噛みつくのよ…)

訓練士には
心のバリアーを解いて
あいさつします


さすが訓練士

どんな犬(秋)にも
心を許させる力を
具え持っているようです





「どう?
元気に頑張ってる?」
「うん、ぼちぼちかな
秋姉 会いたかったわ」








「このお兄さんね
おやつ いっぱいくれる優しい人よ」

「マジ!?
オレも学校行く!」



久しぶりの
鈴とチビ助たち



お互い
ちゃんと覚えていて
穏やかに
あいさつをしていました





そして
帰り際
訓練士から

「4月21日(日曜日)に
村上愛犬警察犬訓練所主催の
模擬競技会

開催するので
よかったら観にきませんか?」
との
お話を頂きました


秋海は
犬好きを自負するわりには
いまだかつて
アジリティ競技会も
ドッグショーも
観た事がなく
一も二も無く
「行きます!」
と即答し

さらに
訓練士から

「その日の様子を見ながら
スズも
一番簡単なクラスに
出そうかな
と思っています」

マジでぇ〜?!

訓練士の衝撃の発言に
舞い上がる秋海

その隣で
無言のダンナ


なに??
なんか問題でも?

ちょっとぉ〜…
まさかその日
草野球の試合があるとか?

「アナタッ!
娘(鈴)のお遊戯会(競技会)と
草野球と
どっちが大切なのッ!!!!」


苦笑いのダンナを一括し

鈴の背中をバンバン叩いて
頑張ってねッ!
必ず来るからねッ!
とエールを送り
わくわくした期待感を胸に
訓練所を後にした
秋海でした〜





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