男の子・女の子

  • 2012.07.16 Monday
  • 23:00
三十数年前の
私が中学生だった頃の話です 


母とバスに乗り
街のペットショップに行って
可愛い仔犬を買いました 

小さな仔犬をタオルにくるみ
帰りはタクシーで
家まで帰りました 

仕事から帰ってきた父に
母は
『買った。可愛いでしょ』
と、仔犬を見せました

事前に何の相談もしてなかったらしい母…
突然の事に父は
怒った声で
『おまえはうちの子じゃないぞ』
と、ひとこと言い
そのまま居間を出て洗面所に行き
いつも通り、手を洗い、着替え
そして
戻って来ると
仔犬を優しく撫でました


 



物心がつく前から
家にはいつも犬が居ましたが
私の人生での初めての室内飼いの犬は
その時の白いプードルです

とても賢く
でも、気に入らない事があると
ガーガーと牙をむく
とても気の強い女の子でした

当時は
室内で飼うなら絶対女の子
と、常識の様に言われていました
色々理由はあったと思いますが
私もつい最近までなぜかそう信じていました

まず、男の子はマーキング
所構わずやられるとたまりません

そして服従心
女の子は服従心が強く、優しく賢い

男の子は群れのリーダーになろうとして
強い自我を持つため躾が入りにくい…etc

そんな事をペットショップのオーナーが教えてくれました


どうでしょう…?
皆さんのお家の犬達

男の子、女の子




 
成人して
初めて自分で飼った犬は
マルチーズの女の子

ふわふわでとても可愛い子でしたが
人には懐かない
狂暴な野生動物の様な子でした



 
 
4年前
家から出てアパートで独立した娘が
いざ飼ったはいいが
『アパートではやっぱり飼い切れない
お母さん!ごめんね』
と、無責任にも私に無理やり押し付けた
M・ダックスの男の子
レオがやって来ました

その当時
ラブラドールの女の子を飼っていた私は
『絶対いらない!』
と、一度は娘のアパートに届けに行きましたが
次の日仕事から帰ると
中学生の息子の部屋で
キャンキャン鳴いていました

実は私は
胴長短足、大きい顔、とにかくよく吠えるところ
その全てが好ましくなく
はっきり言ってダックスが嫌いでした
近所でもたくさん飼われていましたが
なぜだろうと思っていました

レオはとにかく甘えん坊で
膝に乗って来ては私に鼻先を押し付け
ねぇねぇ、と語りかけてきました

仕方なく排泄の躾はしましたが
散歩は
『付いて来るならご自由に』
と、ノーリードでした

まだ幼いレオは
飛び越えられない側溝にはまりながらも
一生懸命付いて来ました

ラブラドールのランにくっついて
寂しさをこらえているようでした



受験生だった息子の合格発表の日
絶対無理だと思っていた
第一希望の高校に合格できた事を知った私は
声を上げて泣いてしまいました

その時レオが飛んで来て
私の顔をペロペロと舐めてくれました

レオの存在に
いまいち納得がいかずにいた私…
でもその瞬間
レオを抱きしめていました
 


話がずいぶん逸れてしまいました…

危惧していた男の子の
マーキングや強い自我

レオはすぐに去勢手術を受けました
それが効を奏したのかどうか
マーキングどころか
未だに足を上げて
おしっこをした事もなく
散歩中も一度しかおしっこをしません

もしかして足が短いダックスは
どの子も足を上げてしないのかな?


ダックスの魅力をレオで認識してしまった私


ある日
ネットサーフィンをしてたいら
小生意気そうな顔の
ダックスの女の子に出会いました

運命を感じ
すぐに連絡を付け
ちょっと見に行くだけ…
と言いながら
帰りの車中には
緊張して微動だにしない女の子が
当然の様に同乗しており
命名に話が弾みました
 

 
しかし
ダックスはみんなレオの様な性格だと思っていたら
大間違いでした

最初の印象通り
この小生意気な女の子は
性格に少々難ありの困ったチャンでした

気が強くわがまま
嫌な事は絶対受け入れない
内弁慶で自分の思いを通します

あ、私と似てるかな ふふっ



そしてその一年後
またまた私の悪い病気が始まり
今度はプードルの男の子を迎えます

わざわざ男の子を選ぶなんて
自分ながらどうかしてるって思いました
 
 
九州からやってきた
プードルの男の子

誰とでも仲良くできる
素直で陽気な子

扱いやすく
マーキングもしません

いつのまにか
『男の子は甘えん坊で優しくてちょっと抜けてて可愛い』
と思うようになっていました

私の中の
『女の子至上説』は崩れてしまいました

私の身近にいる
あるいは、いた子は
どの子も女の子は逞しく勇ましく気が強く…


あ、でも
ラブラドールの女の子・ランは別格です
 


 
ランのように優しくて素敵な女の子には
もう二度とこの先巡り合えない

きっと




 

ランがくれたもの

  • 2013.03.23 Saturday
  • 21:02
JUGEMテーマ:いぬのきもち



…ラン




ランが私の許から旅立って
もう
一年が経ちました


ランと共に歩いた
長い道


呼べばすぐにやって来て
いつでもそばに
いてくれた

私の
一部分だったラン

その愛おしい足跡は
私の周りに
今でもたくさん
残っています








私が初めて
携帯を持ったのは
2003年



以来
機種変更を繰り返し
現在は
6台目となった
スマホ・XPERIAを愛用


使わなくなった物は
すぐにポイポイ捨てる私にしては珍しく
歴代の携帯電話を
今も大切に保管しています



充電すれば
今でも通電し
なんだか
むかし書いた日記帳を開くように
懐かしい思い出が
顔をのぞかせ
胸を詰まらせます




その携帯の
データフォルダの中に保存された
たくさんの… 
たくさんのたくさんの
画像

その殆どが
イヌ・いぬ・犬…





3月23日
一周忌の今日

ランへの
ありがとうの気持ちを込めて
いくつかの写真を
このブログに
残しておきたい

どれも
画質が悪く
中には
モザイク掛けてんの?
ってくらい劣悪なものも…(笑)

でも
もう二度と
撮る事のできない
思い出の光景です







                            





「今日は? 学校へは行くの?」
(2004.3.29)

寝坊して
ひとり朝食を摂る
中学2年生の娘に
付き合うラン

誰かが食卓に着くと
必ず一緒に腰かけました








「zzzz…」
(2004.6.12)

映画「リング」のビデオを観てから
独りで眠れなくなった息子に
添い寝を強制されつつ
結局
朝まで熟睡するラン










「ファンヒーター 一緒にあたらせて」
(2005.2.18)

テレビを観ながら
ヒーターの前を陣取る息子に
控えめに寄り添う
寒がりのラン









「お母さん、御足をどうぞ」
(2005.7.1)

いつも私の足元で
寝そべっていたランは
肌触り最高な
秋海専用のオットマンでした










「年賀状、私が作ってあげる」
(2005.12.09)

シングルマザーになった2005年の年の暮れ
年賀状どころではない気分の
秋海に代わり…









「サッカーする? それともキャッチボール?」
(2006.11.1)

ボール遊びが
ご飯より好きだったラン









「私、可愛い?」
(2007.1.28)

娘のエクステを拝借して
おしゃれするラン
…しかし
どう見ても
落ち武者にしか…(残念)










「ドライブの時は必ず外を眺めるの」
(2007.6.9)

車に乗ると
窓から顔を出し
風を受け
耳をパタパタなびかせる
車酔いには無縁なラン









「これは ヤラセよ・・・これだけじゃないけど」
(2007.9.16)

『眠れる森のお姫様』 を
演出したけど
ランが目を瞑ってくれず
失敗…











「ハイ・ポーズ!」
(2007.9.17)

長年
私の携帯の待ち受けを
飾ってくれた
笑顔全開のラン










「いいよ、 いくらでもギューして」
(2007.12.3)

バイトで毎日帰りの遅い娘
普段はランに甘える事なんて無いのに
なんかあったかな…?

ランに癒してもらって
元気にな〜れ










「何?!」
(2007.12.31)

眠っているところを
後ろからそっと近付き
写メしようとしたら
急に振り返った
ゴジラ顔のラン










「これは おもちゃでも 食べ物でも ないわね」
(2008.2.10)

我が家で孵化し
手乗りに育てた文鳥のヒナを
包容(無視)するラン
   








「滑って落ちないでね」
(2008.2.10)

暖かいランに
くっつき眠るヒナと
それを容認するラン










「この子はいつまでうちにいるの?」
(2008.2.15)

アパート暮らしを始めた娘が
さっそく飼ったはいいが
『飼いきれない』
と無責任に押し付ける形で
我が家にやって来たレオ

私に冷たく扱われ
その
淋しさを埋めるように
ランに寄り添う
可哀そうな境遇のレオを
当然の様に
受け入れるラン










「どうやら私に弟ができたらしいの」
(2008.2.24)

ランに育ててもらった
と言っても過言ではないレオ

ランは
姉と言うより
母だったね

ホントに優しい子でした






                            







11歳と3ヶ月で
この世を去ったラン




                                    (2010年 年賀状写真)




その11年間
楽しい事
思い出したくないほど辛い事…
そのどんな時でも
そばにいて包んでくれた






                                   (2011年 年賀状写真)



すぐにでも切れそうな
いびつな形の家族を
まぁーるい円に繋いで
修正してくれた







                           (2012年 年賀状写真)



ランがいるだけで
たくさんの笑顔がこぼれたよ


もう会えなくなって
思い出に変わってしまったけど








ランがくれた
みんなの笑い声は
いつまでも…
いつまでもいつまでも

私の心の中で
響いているよ




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